17年度総会のご案内と1月例会のご報告

17年度総会のご案内
日時 2月19日(日) 13時~16時
場所 吉備路文学館

内容
  16年度の総括と17年度の方針の論議
  決算の確認
  
合評
  三浦哲郎「ふなうた」「あわたけ」
  短編集モザイクⅡ「ふなうた」(新潮文庫)に収録されています。

1月例会のご報告
1月15日(日)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、井上淳、桜、笹本でした。

合評を行いました。
「落葉を踏んで」笹本敦史
・生協への熱い思いを感じる。
・生協のことをそつなくわかりやすく書いている。
・まとまりがない。
・小説としてのおもしろさが足りない。
・経済情勢にからめて生協の変遷を書いている。
〈作者より〉
・主張ではなく、生協の現場をスケッチ的に書いた。
・読む人によって感じることは違うと思う。
・伊達さんは象徴的存在。
・ストーリーとしてはもの足りないだろうとは思う。

「火花」又吉直樹
・青春だなあ、と思った。一生懸命さに感動した。
・文章力があって飽きさせない。
・一つ一つのエピソードがわかりやすい。
・センテンスが長く、古い文学の好きな人の文章だなと感じる。
・笑いの乗りについていけるかどうかで感じ方が違うだろう。
・作者のことを知らないで読んだら、おもしろくないかも知れない。

受贈紙誌
弘前民主文学157号(弘前支部) 流域通信第171号(埼玉東部支部)
東くるめ通信NO.67(東久留米支部)

1月例会のご案内と12月例会のご報告

1月例会のご案内

日時 1月15日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館

内容
合評
「火花」又吉直樹
 文學界2015年2月号または文藝春秋2015年9月特別号
 単行本も販売中(税別1,200円)
「落葉を踏んで」笹本敦史
   民主文学2月号

12月例会のご報告
12月17日(土)13時から倉敷市本町のアヴェニュウで例会を開催しました。
参加は妹尾、諸山、石崎、原、井上淳、笹本でした。

合評を行いました。
「コンビニ人間」村田沙耶香(第155回芥川賞受賞作)
・主人公は発達障害なのだろう。ものの捉え方の違いがおもしろい。
・仕事の書き方がうまい。体が自然に動くようになるところなど。
・現代社会を切り取っている。
・リアリズムではなく、誇張した描き方で人間存在を哲学的に表現している。
・読者を退屈させない。
・展開は不自然だが、部分部分にリアルな描写があって引きつけられる。
・社会的存在としての人間を描いている。
・賞を取ったというだけでなく一般受けもする作品。
・極端な描き方をしているが、コンビニ人間的なところは誰にもあるのだと思う。

「或る作家の肖像」吉開那津子(民主文学1月号)
・引用された小説は迫力がある。
・翻案されているにしても元の作品の水準は高いと思われる。
・引用作以外では作家の肖像が浮かんでこない。
・途中までの展開に意味が感じられない。
・大林と話す機会があったのに逃してしまった後悔を描いているのだろう。

まがね59号の原稿募集中(締め切りは2月末です)
 創作・随想など、今まで寄稿されている方はもちろんですが、経験のない方もぜひ原稿をお寄せください。
 掲載料は400字詰め原稿用紙1枚あたり1,000円を負担していただきますが、負担金額分の「まがね」誌をお送りします。
例  原稿用紙10枚の場合、掲載料は10,000円、お送りする「まがね」誌は15冊(端数切り上げ)となります。

受贈紙誌
 道標163号(岡山詩人会議) 波動No.41(仙台支部) 支部月報401号(仙台支部)
 東京南部ニュース第560号(東京南部支部)

12月例会のご案内と11月例会のご報告

12月例会のご案内
※通常とは曜日、場所が変わっています。

日時 12月17日(土) 13時~16時
場所 アヴェニュウ(倉敷市本町11-30)
喫茶店ですので、飲み物代をご負担ください。
内容
合評
「コンビニ人間」 村田沙耶香(第155回芥川賞受賞作)
文藝春秋2016年9月特別号と文学界6月号に掲載されています。
単行本(1400円ぐらい)も販売中。
民主文学1月号巻頭作品


11月例会のご報告
11月20日(日)、吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、井上淳、原、笹本でした。
 
民主文学12月号(支部誌同人誌推薦作特集)の合評を行いました。
「寂しくても 悲しくても ネギ刻む」 馬場雅史 (優秀作)
・小説としては上手くないが感動的。
・タイトルにもなっている短歌がとても良い。
・登場人物がすべて姓で書かれているところが良い。
・描写が少なく演劇のようだ。
・登場人物の多さやセリフなどが演劇的。
・途中からユートピアの話になり、冒頭部分とは別の作品のようになっている。
・セリフのやりとりがかみ合っていないところがリアルではあるが、文章だと気になる。
・良い話過ぎる。教育現場の実態は違うと思う。

「初冬の風に」 菊池明
・文章は上手くないが訴える力がある。
・父の過去が明らかになるところが読ませる。(ここが書きたかったのだろう)
・戦争による心の傷の深さを感じる。
・話に起伏が足りない。
・時間があちこち飛んでいて読みにくい。
・西条のことを書いた文章が読ませるところではあるが、そもそも誰にむけて書かれた文章なのか不明で不自然。



まがね59号の締め切りを2月末に延期します。
 まがね59号の原稿について、12月末締め切りとご案内していましたが、準備状況を確認した結果、2カ月延期することにしました。

受贈紙誌
支部月報399号400号(仙台支部) 流域通信第170号(埼玉東部支部)
東京南部ニュース第559号(東京南部支部) 東くるめ通信NO.66(東久留米支部)

11月例会のご案内と9月例会のご報告

11月例会のご案内

日時 11月20日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館

内容 民主文学12月号の合評
   支部誌同人誌推薦作品特集
    「寂しくても 悲しくても ネギ刻む」 馬場雅史
   「初冬の風に」 菊池明



9月例会のご報告
 9月25日(日)13時から、吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、井上淳、原、笹本でした。
(10月は中国地区文学研究集会に参加するため、例会を行っていません)

民主文学10月号の合評を行いました。

「ゆうたのこと」(瀬峰静弥)
・文章が素直で読みやすい。
・良い作品だが、主人公の年齢や時代がわからず、イメージしにくい。
・中学生がよく描けている。
・時間の経過がわかりにくい。

「ある謝罪」(稲沢潤子)
・おもしろく読んだ。
・Hの言っていることが正しいのか疑問がある。
・誰か明らかなのでイニシャルで書く意味があるのだろうか。
・登場人物に共感できない。
・深読みすれば、運動の危うさを書こうとしているともとれる。


中国地区文学研究集会の報告
 10月29(土)、30(日)の2日間、広島市の神田山荘で民主主義文学会の中国地区文学研究集会が開催されました。全体の参加者は講師を含めて14名で、岡山支部からは妹尾、石崎、原、井上淳、笹本の5名が参加しました。
 講師は文学会事務局長の乙部宗徳さんで、主題、題材、モチーフという言葉について整理することの必要性などを話されました。
 合評は呉支部「裕子」(中下貴枝子)、山口支部「島川診療所譚」(水野良正)、岡山支部「僕が生協を辞めた理由」の3作でした。
 「裕子」は義兄夫婦の子どもである障害児を育てた体験を描いた作品、「島川診療所譚」は明治初期を舞台に、つらい過去を持つ医者を主人公にした連作物の新作2編でした。
 「僕が生協を辞めた理由」については、辞めた理由が実際のところは何だったのかわからない、主人公が作者と一体化してしまっている、生協関係者にしかわからない用語の使い方に注意が必要などの意見が出されました。


「まがね」59号原稿募集
 一次締め切りは12月末ですが、原稿の集まり具合によっては延長します。

受贈紙誌
支部月報398号(仙台支部) 東久留米通信No.65(東久留米支部)
東京南部ニュース第557号・558号(東京南部支部) 流域通信第169号(埼玉東部支部)


9月例会のご案内と8月例会のご報告

9月例会のご案内
日時 9月25日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館

内容
 「民主文学」の合評
   10月号 「ゆうたのこと」瀬峰静弥
         「ある謝罪」稲沢潤子
   9月号 「観察映画『牡蠣工場』」笹本敦史

8月例会のご報告
8月28日(日)9時半から12時半まで、吉備路文学館で例会を開催しました。
参加は妹尾、石崎、井上、笹本で、会員ではありませんが福山の瀬尾さんがゲストとして来られました。

「まがね」58号の合評
(詩)
「母を 生きる」 野中秋子
・いろいろな詩があっていいのだろうが、散文的で詩らしくないと感じた。
・親子の関係は様々だが、こんな生き方がいいと思った。
・個人的なことを文章にし、それが他人に読まれることはすばらしい。
・最後の決意に少し危うさを感じる。

「尺取虫よ」 北杏子
・命の大切さ、愛おしさを描いた良い作品だと思う。
・「オリオン、サソリ・・・」の部分に詩的イメージを感じる。

「宍道湖のしじみと戦犯天皇」 北杏子
・詩としては評価できないが、いろいろ議論できる内容を持っている。

「柿の木のある窓辺で」 石崎徹
・短い詩でリフレイン(繰り返し)は過剰ではないか。
・窓辺での男女の描写が良い。
・語感が良い。
・貫いているのは男女の不一致感だと思う。
<作者より>
・感想を聞いて、この短い作品でリフレインは問題かなと感じた。

「S画伯の回想~老女の巻」 妹尾倫良
・時制がわかりにくい。
・老女の話と父親の話が入っているところに無理がある。
・作者の他の作品との関連を感じる。
<作者より>
・戦争体験を聞き書きしている。
・破天荒な生き方をしてきたS画伯をどう表現しようかと悩んだ。

(書評)
「竹内久美子『そんなバカな! 遺伝子と神について』」 石崎徹
・前半の、本の内容を紹介した部分はわかりやすいが、後半の批判部分は不十分。
・文章には切れがある。
<作者より>
・売れた本なのでと思って書いたが、読んでない人にはわかりにくかったと思う。

随想について感想を出し合いました。
 説明不足のところや読点の打ち方などの指摘がありました。


受贈紙誌
「瀬戸文学通信」VOL.243(呉支部) 「流域」第25号(埼玉東部支部)
「弘前民主文学」156号(弘前支部) 「欅」35号(多摩東支部)