7月例会のご案内と6月例会のご報告

7月例会のご案内
日時 7月24日(日) 13時~16時
場所 吉備路文学館

内容
 まがね58号の合評
 「間男」 井上淳
 「僕が生協を辞めた理由」 桜高志
 「カラスになった日」 妹尾倫良

※支部誌同人誌推薦作特集への応募作と中国地区研究集会への出品作について検討します。

6月例会のご報告
 6月25日(日)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。
参加は妹尾、長瀬、石崎、井上、笹本でした。

まがね58号の合評を行いました。

「寒い日」 長瀬佳代子
・文章はすばらしいが、内容は身辺雑記のようで少しもの足りない。
・老いの心境がよく描けている。
・最後に引用でまとめるのは疑問。
・同年代の女性には共感される。
・同じ心情が繰り返して書かれている。話にもっと変化があった方が読みやすい。
<作者より>
・まがねでは57作目だが、体験したことをつないで書いたのは初めて。
・リアリズムと虚構についてもっと勉強したい。
・1ページ目の行替えの文頭が一字下げになっていないのは校正ミスではないかという指摘があったが、見た目の関係で意図してやっている。

「はつ恋」 笹本敦史
・躍動感がある。
・卓球用語がわからないところがあるが、それでも読ませる。
・中学1年生でここまで性的なことに興味を持つだろうか。
・男の子の気持ちはわからないけど雰囲気は感じる。
・人生の美しさ、喜びを表現していて価値がある。
・ツルゲーネフの時代とは違う初恋にびっくりした。
<作者より>
・体験が元になっているが、展開は作ったもの。汗の臭い、というのも事実とは違う。
・用語の説明はできるだけ簡潔にした。
・肉体の動きを表現しようと思った。

「ケチなたーやんの貸し金庫」 前律夫
・文章は荒いが、話はおもしろい。
・歴史を背景に百姓の来し方、行く末が描けている。
・どんでん返しで作品が引き締まった。
・立ち話からの展開という仕掛けは不要ではないか。
・ユーモアのセンスがすばらしい。
・文章がスマートになったら面白さが減るのではないか。
・話があちこちしているのが味わいでもあるが、読みにくい。
・誤字脱字など細かい間違いが目立つ。

58号全体について
・作品の価値を台無しにするようなミスを含め、全体に校正ミスが目立つので改善が必要。

その他

・民主文学会幹事会(6/12)の報告が笹本からありました。

受贈紙誌
「道標」161号 岡山詩人会議  
「リアリスト」78号 東京南部支部
「東京南部ニュース」第552号 東京南部支部
「支部月報」395号 仙台支部

「まがね58号」を発行しました。

まがね58号

「まがね58号」を発行しました。

創作
春先のたわいもない立ち話
 ケチなたーやんの貸し金庫   前律夫
 寒い日                長瀬佳代子
 はつ恋                笹本敦史
 間男                  井上淳
 僕が生協を辞めた理由      桜高志
 カラスになった日          妹尾倫良

他に随想・詩・書評を掲載しています。
頒価 700円

お問い合わせは会員またはメールで事務局まで。

6月例会のご案内と5月例会のご報告

6月例会のご案内
日時 6月25日(土) 13時~16時
場所 吉備路文学館
いつもと日程が変わっています。

内容
まがね58号の合評
「ケチなたーやんの貸金庫」 前律夫
「寒い日」 長瀬佳代子
「はつ恋」 笹本敦史


5月例会のご報告

 5月22日、吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、長瀬、石崎、井上、桜、笹本でした。「まがね」58号の発送作業を行いました。

民主文学新人賞作品の合評を行いました。
「角煮とマルクス」 岩崎明日香
・まじめに書いていて好感を持った。
・困難な家庭環境の中で子どもたちがきちんと育っているということが描けている。
・経済的にかなり厳しいはずだが、子どもが大学に行けるのはやや不思議。
(子どもそれぞれの事情を十分書いていないからか)
・因襲など辺境地域のことがよく表われている。
・キリスト教が道徳として根付いている地域があることに驚いた。
・お節を作っている場面を背景にした構成がうまい。
・政治的主張が生のまま書かれていて、すとんと落ちてこない。
・最後の「かみしめるように」歩いたという表現にひっかかった。
・父が亡くなる直前に家族の名前を叫ぶところは不自然。
・全体的には落ち着いた展開だが、あちこちに作りすぎているところがあると感じる。
・作者がどんな人か知っているか否かで受け止め方がずいぶん変わると思う。

お知らせ
まがね58号を発行しました。
 8カ月に1号の発行をめざしてきましたが、前号から11カ月ぶりの発行となりました。

受贈紙誌
流域通信 第156号(埼玉東部支部)
東京南部ニュース 第553号(東京南部支部)
東くるめ通信 No.63

5月例会のご案内と4月例会のご報告

5月例会のご案内

日時 5月22日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館

内容

 第13回民主文学新人賞作品の合評
 「角煮とマルクス」岩崎明日香

 ※「まがね」58号の発送作業を行う予定です。
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4月例会のご報告
 4月24日(日)10時から吉備路文学館で例会を行いました。参加は妹尾、石崎、長瀬、井上、桜、笹本でした。

「まがね」58号の校正を行いました。

民主文学5月号の合評を行いました。

「彷徨える秋」 井上通泰
・そつなく書いているが、引き込まれない。
・介護保険入門書のよう。
・山場がなく、登場人物が多すぎる。
・老いの現実にぶつかった戸惑いをそのまま書いて、戸惑ったまま終わっている感じ。

谷本諭「社会主義リアリズムとは何だったのか」について感想を出し合いました。
・「社会主義リアリズム」が方法論ではなく、スターリンによる弾圧の道具だったということが腑に落ちた。
・文学における主義(イズム)の定式というのは曖昧にならざるを得ないものだと思う。



4月例会のご案内と3月例会のご報告

4月例会のご案内
日時 4月24日(日) 10時~12時半
※通常とは日程が変わっています。ご注意ください。
場所 吉備路文学館

内容
民主文学5月号の合評
  「彷徨える森」 井上通泰
  「『社会主義リアリズム』とは何だったのか」 谷本諭
まがね58号の編集


3月例会のご報告
 3月27日(日)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、井上淳、桜、笹本でした。

民主文学4月号の合評
「青い作業着」最上裕
・文章は整っている。
・状況説明に終わっていてもの足りない。人が描けていない。
・タイトルにもなっている「作業着」へのこだわりの意味がよくわからない。
・題材が短編むきではないのではないか。
・作者の以前の連載は良かった。
・学童保育の指導員になった友人を登場させているが、対比として効いていない。
・類型的で、わかる人にはわかるが、それ以外の読者には説得力が弱い。

「冬の日」仙洞田一彦
・淡々として気持ちのいい文章。
・作者が若者を書いた作品はもの足りなかったが、これは良かった。
・過去を起点にさらに過去に遡っているのでわかりにくい。(実話が基になっているからか)
・母の介護についての葛藤など主人公の心理がよくわかる。
・戦争法から回想に入るのはやや無理が感じられる。
・事実そのものを書いたにしても表現がうまい。

関連して
・表現のうまいものよりも物語の方が記憶に残りやすい。今回の合評作品で言えば「冬の日」より「青い作業着」の方が記憶に残るかも知れない。
・ただ印象の強い表現は心に残る。(又吉直樹「火花」の中に忘れられない台詞があった)
・4月号では青木陽子の「片栗の丘」と座談会も良かった。

お知らせ

中国地区文学研究集会の日程が決まりました。
 10月29日(土)~30日(日)
 会場は広島市内の予定です。