7月例会のご案内

7月例会のご案内
日時 7月16日(日) 13時~16時
場所 吉備路文学館 2階 研究室


内容
 「まがね」59号の配本及び発送作業を行います。
 民主文学8月号の合評
   「巨艦の幻影」 倉園沙樹子

6月例会のご案内と5月例会のご報告

6月例会のご案内
日時 6月11日(日) 13時~16時
場所 吉備路文学館

内容
 「まがね」59号の編集作業
 「民主文学」7月号 合評
   「崖の上の家」 風見梢太郎




5月例会のご報告
 5月28日(日)13時から吉備路文学館で例会を行いました。参加は妹尾、長瀬、井上、原、笹本でした。
 「まがね」59号の校正作業の後、民主文学新人賞佳作作品の合評を行いました。

「亡国の冬」岩田素夫
 父親が治安維持法違反で連行された一家で、病弱な母親を支えて生きる子どもたちを描いている。
すでに敗色が濃厚な中での理不尽な状況だが、子どもたちがいきいきとしており、読ませる。
 まじめに、よく書けており、文体も戦時中の雰囲気をうまく表現している。
 ただ、展開上は父の死からが唐突に感じられる。登場人物が多いこと、視点が一定していないこともあって、人物関係がわかりにくいという意見があった。


「銀のエンゼル」野川環
 リストラ、妻のガン宣告、長女の引きこもりという八方ふさがりの状況に追い込まれた主人公の苦悩を描いている。
 三つの不幸のエピソードそれぞれはよく書けており、物語展開からは人間への信頼が感じられる。
ただ三つの不幸を重ねるのはやり過ぎで、リアリティを削いでいると思える。また長女については引きこもりと不良行為を混同しているのではないかという意見もあった。
 文体について、「一ミリも含めずに」などの口語表現が地の文で不用意に使われているところが気になるという感想があった。



受贈紙誌
 支部月報405号(仙台支部) 流域通信第173号(埼玉東部支部)
 東くるめ通信NO.69(東久留米支部) 東京南部ニュース第565号(東京南部支部)

5月例会のご案内と4月例会のご報告

5月例会のご案内

日時 5月28日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館 研修室

内容
民主文学新人賞佳作作品の合評
「亡国の冬」岩田素夫
「銀のエンゼル」野川環
(民主文学6月号)
あわせて「まがね」59号の編集作業(校正)を行います。

4月例会のご報告

 4月22日、吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、井上、笹本でした。
 合評の後、「まがね」59号の校正を行いました。

民主文学5月号の合評を行いました。

「その、とある一夜」横田昌則
 神奈川県で起きた障害者施設襲撃事件をモチーフに、ある障害者グループホームに起きた嫌がらせと思われる出来事を描いている。
 主人公は事件の犯人に憤りながらも、一方で犯人も社会から阻害された被害者なのではないかとも考え、迷っている。この描き方がいい。
 しかし、施設の近くに住む引きこもりの男に同情しつつも、その男を嫌がらせの犯人のように決めつけているようにも読めて、疑問を感じた。
 主人公たちの行動は「まともさ」を感じさせ、安心感を持って読めるのだが、そこがもの足りなく感じるところでもある。
上地と合田の視点が混乱するところがある。登場人物としてこの二人を分ける必要はないのではないか。また施設側の組織と人物関係がわかりにくく、省いた方が良いという意見もあった。
まとまりのある作品で文章も手慣れている感じがする。会話が今風で自然。
特に冒頭の文章は緊迫感があって引き込まれるのだが、その後の文章の軽さとの違いに戸惑ったという感想があった。一方で、冒頭の文章はわざと大げさに書いているもので、作者のユーモアを感じるという意見もあった。

「労働災害」小西章久
 非正規の校務員に起きた労災事故を通して、非正規労働者の置かれた理不尽な現実を告発している。
 背景説明のためなのだが、導入部が現在、二年前、両親が亡くなった頃、と時間が遡るため読みにくい。ただ、主人公の過去の話については無駄ではないかという意見と、人となりがわかって実在感を高めているという意見があった。
 文章が良く。人物がよく描けている。書く立場になると年齢を書くのは躊躇するところだが、はっきり書いてあるので人物像がわかりやすい。
方言を交えた会話が上手く、話者の表情まで想像させる。
 保身のためのかけひきがおもしろいという感想があった一方で、通俗的であまり新鮮みがないという意見もあった。
教育委員会が主人公を公務災害補償基金に加入させていなかったということが明らかになる。この件の強烈さが非正規労働者をめぐる象徴的な出来事として効いている。


受贈紙誌
 支部月報404号(仙台支部) 東京南部ニュース第564号(東京南部支部)

4月例会のご案内と3月例会のご報告

4月例会のご案内
日時 4月22日(土) 13時~16時
場所 吉備路文学館 研究室

内容
「まがね59号」の編集
 民主文学5月号の合評
  「その、とある一夜」横田昌則
  「労働災害」小西章久


3月例会のご報告
 4月2日(日)、吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜、笹本でした。

民主文学4月号の合評を行いました。
「ダブルステッチ」かなれ佳織
・女性が働くことの困難な実態を描いた作品として成功している。
・課長と最後に共感するようになる展開がいい。
・こういう形で女性同士が意気投合できるものだろうか。
・男がみんな悪役のようになっている。
・ダブルステッチという素材が展開の中で活かされていない。
・テレビドラマに出てくるような職場の風景に違和感を持った。

「予感」風見梢太郎
・認知症という現実の難しさを描いている良い作品だと思う。
・最後に主人公の決意で終わっているが、その困難さを作者は意識しているだろう。
・徘徊が始まると専門家でないと扱えないのが実際のところ。
・活動家としてのプライドに共感できない人もいるのではないか。
・つらい現実をつらいままに描いているところがもの足りない。
・主語の「私」が多すぎてひっかかる。

受贈紙誌
 道標164号(岡山詩人会議) 支部月報403号(仙台支部)
 流域通信第172号(埼玉東部支部) 東京南部ニュース第563号(東京南部支部)
 東くるめ通信NO,68(東久留米支部)

3月例会のご案内と17年度総会のご報告

3月例会のご案内
日時 4月1日(土)13時~16時 (訂正)
日時4月2日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館
 都合により月を超えての開催です。

内容
「民主文学」4月号の合評
「ダブルステッチ」 かなれ佳織
「予感」 風見梢太郎


17年度総会のご報告
 2月19日、13時から吉備路文学館で17年度の総会を開催しました。参加は妹尾、石崎、井上、桜、笹本でした。
 16年度の活動と決算の確認を行い、参加者からそれぞれの抱負を出し合いました。

役員について変更はありません。
 支部長・編集長 妹尾  事務局長 笹本  会計 井上  編集次長 桜
 幹事 長瀬 石崎

総会後、合評会を行いました。
「ふなうた」 三浦哲郎
・初めはもたもたしているが、回想のシーンからが読みごたえがある。
・細かいことまで丁寧に書いているが書きすぎてもいない。
・現実に取材しているところが迫力になっている。
・文章がよく練られている。
・戦場で歌声が聞こえてくるシーンの印象が強烈。

「あわたけ」
・少女の本当の姿を見た場面とあわたけが現われる場面が印象的。
・淡い恋心とそれを踏みにじられる展開がやるせない。
・恋に落ちるところなど詳しく書いていないが、それで十分なのだと感じる。
・方言などが素朴な空気感を作っている。

まがね59号の締め切りを延期します。
原稿が十分集まっていませんので、再度締め切りを延期します。
3月末(4月1日の例会まで)を締め切りとします。
短いものでも構いませんのでご寄稿ください。原稿は妹尾さんまで。

受贈紙誌
東京南部ニュース第562号(東京南部支部) 支部月報402号(仙台支部)