4月例会のご案内と18年度総会のご報告

4月例会のご案内
日時 4月28日(土) 13時~16時
場所 吉備路文学館

内容
 合評
   「百年泥」石井遊佳(第158回芥川賞受賞作)
   「光射す方へ」橘あおい(民主文学5月号)
    「まがね」60号の編集作業

18年度総会のご報告
 3月18日、吉備路文学館で18年度の総会を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜、井上、笹本でした。
 事務局から17年度活動の報告、18年度活動の方針、会計から17年度の状況について報告があり、確認されました。

 役員については以下の通り確認されました。
  支部長 妹尾倫良   事務局長 笹本敦史   編集長 石崎徹
  会計 井上淳     編集次長 桜高志

合評を行ないました。
「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子(第158回芥川賞受賞作)
 冗舌だがリズムが良くユーモアのある文章で、構成もよくねられているという感想が多かった。見事な文章がある一方で、方言がわかりにくく、一字一句を追うと難しいという感想もあった。
始めは内省的で理屈をこねているような文章が東北弁(厳密に言えば東北弁という方言はないのだろうが)で書かれ、ストーリーが展開すると標準語が多くなる。思いを表わすのは標準語ではないということなのだろう。
宮沢賢治や平家物語からの引用、地球の歴史の記述などに教養を感じる。夫婦愛に感動したという感想があった。

受贈紙誌
文学なにわ29号(なにわ支部) 東京南部ニュース第574号・575号(東京南部支部)
東くるめ通信NO,74(東くるめ支部) 支部月報414号・415号(仙台支部)
流域通信第178号(埼玉東部支部) 道標168号(岡山詩人会議)
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18年度総会のご案内と1月例会のご報告

18年度総会のご案内
日時 3月18日 13時から16時
場所 吉備路文学館

内容
 17年度のまとめと18年度方針報告
 17年度決算報告
 18年度役員選出
 総会後、合評を行ないます。
 「おらおらでひとりいぐも」 若竹千佐子(第158回芥川賞受賞作)
  文藝春秋三月特別号に掲載 河出書房新社から単行本も出ています。

※2月は例会を行ないません。

1月例会のご報告
 1月28日(日)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、原、井上、笹本でした。

「民主文学」2月号の合評を行ないました。
「四歳の記憶と十二歳の記憶」とうてらお
 重すぎて気が抜けないという感想が良い意味でも悪い意味でも出された。戦争を経験した人が少なくなってきている現在、経験した人が書かなければならない作品だという意見があった。
 兄弟の記憶の違いということを題材にしている。そのことがミステリー的な展開を生み、読者を引きつける効果につながっているのだが、単にテクニックとしてではなく、記憶というものの本質を問いただす内容になっているという指摘があった。
次兄のことが展開上まったく書かれていないのだが、そこにも記憶と現実の齟齬を表わしているようにとれるという指摘もあった。
 抑え気味の筆致で理性的に書いているところに説得力を感じるという感想もあった。

「お赤飯」大石敏和
 良い作品だと思ったという感想が多かった。
異質なものを排除したがるのは日本人にありがちなことだが、主人公のお母さんが事実をもってきちんと諭す。そこに救いを感じたという感想があった。

「源流」矢嶋直武
 もっと展開するのかと思ったら、あっけなく終わったという感想もあったが、テレビドラマ的に一歩引いたところで書いていて読みやすいという意見もあった。
 いろいろ書かれているエピソードを通じて、時代背景やこの高校のあり様が浮かび上がる。3人の若い教師のキャラクターが生き生きと描かれているという感想があった。卒業した生徒が遊びに来ることができる学校にしなければならない、というところに作品の主題があるのではないかという意見があった。
 タイトルについては内容にあっていないという意見が多かった。


お知らせ
「民主文学」3月号に妹尾さんが書かれた三宅陽介さんへの追悼文が掲載されています。
「まがね」60号の原稿締め切りは3月末です。

受贈紙誌
「弘前民主文学」160号(弘前支部) 「支部月報」413号(仙台支部) 
「流域通信」177号(埼玉東部支部) 「東くるめ通信」(東久留米支部)
「東京南部ニュース」573号(東京南部支部)

1月例会のご案内と12月例会のご報告

1月例会のご案内
日時 1月28日(日) 13時~16時
場所 吉備路文学館 2階 研究室
内容 民主文学2月号の合評

とうてらお「四歳の記憶と十二歳の記憶」
大石敏和「お赤飯」
矢嶋直武「源流」

12月例会のご報告
 12月16日(土)13時から、倉敷市本町のアヴェニュウで例会を行いました。参加は諸山、妹尾、石崎、原、井上、笹本でした。全員で先月亡くなられた三宅陽介さんに黙祷を捧げました。

<民主文学12月号(支部誌同人誌推薦作特集)の合評を行いました>
 評論を除く入選作について参加者の気に入った作品を出しあいましたが、4作に分かれました。
 
「ホコリの塊」宮波そら(優秀作)
 現在の図書館や司書の事情を取り上げていて興味深く読んだ。文章がうまいという感想が出された。
一方で、山場がなく、時間の流れがわかりにくい。人間よりも社会問題を描いているようだ、という意見もあった。主人公が優等生すぎてつまらない。また、書いている世界がせまいという指摘もあったが、異論も出された。

「こむニャンコ」田中恭子
 コムニストの猫という話から父親の話への展開が読ませるという感想が出された。
 祖母と娘、孫というよくある人物設定で、作者(70歳代)から年の離れた孫の視点で書くということに挑戦している点は良いが、途中から祖母が主人公になってしまっているという指摘があった。

「落穂拾い」横田玲子
 書き出しの部分など自然描写がすばらしい。リサイクルショップでの買い物の場面が切なく、感動した。孫が農業に目覚めるラストは読後感が良い、という感想が出された。
文章表現の問題点がいくつも指摘された。また同窓会の話と孫の話がうまくつながっていないのではないかという意見もあった。

「午後のひととき」荒川昤子
 高齢者の恋という問題を扱っていて身につまされるという感想があった。他の作品と比較すると、一つのテーマで作品を書ききっているところに作者の力を感じるという意見が出された。


<「まがね」60号について話し合いました>
 印刷会社の変更、配本の見直し等によって、掲載料の大幅引き下げを行なうこと、三宅陽介さんの追悼特集を組むこと、原稿の締め切りは3月末とすることが確認されました。
 
受贈紙誌
 「支部月報」412号(仙台支部)  「東京南部ニュース」572号(東京南部支部)  「道標」167号(岡山詩人会議)

悲しいお知らせです。

 11月3日、まがね文学会(日本民主主義文学会岡山支部)の創立メンバーで長年支部長(会長)を担われた三宅陽介さんが亡くなりました。
「まがね」53号に発表された「特攻無残」が最後の作品になりました。
 ご冥福をお祈りいたします。

12月例会のご案内と11月例会のご報告

12月例会のご案内
日時 12月16日(土)13時~16時
場所 アヴェニュウ
(倉敷市本町11-30)

内容 「民主文学」12月号(支部誌同人誌推薦作特集)の合評
   「ホコリの塊」宮波そら
   「こむニャンコ」田中恭子
   「落穂拾い」横田玲子

11月例会のご報告
11月12日(日)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、井上淳、笹本でした。

中国地区研究集会の感想を出し合いました。
参加者が少ないこと、岡山支部以外に小説の提出がなかったことが残念でした。しばらく参加のなかった鳥取支部が主催したこと。鳥取の参加者が準会員として民主文学会に加入されたことが喜ばしいことでした。
来年は山口支部の主催で11月10、11日の開催となる予定です。

「まがね」59号の詩と随想について感想を出しあいました。
 詩については良い作品をしっかり読んで、自分の言葉を探すことが大切という意見が出されました。
石崎徹「いのちをふるい立たせてくれ!」について、前置きが長いが本題に入ってからはよくわかった。一つ一つの話はおもしろいが、いろいろ盛り込みすぎているのではないか、などの感想が出されました。

受贈紙誌
「波動」42号(仙台支部) 「支部月報」411号(仙台支部) 
「流域通信」176号(埼玉東部支部) 「東京南部ニュース」570号571号(東京南部支部)
「東くるめ通信」72号(東久留米支部)