9月、10月例会のご報告と11月例会のご案内

9月例会のご報告
9月27日13時から、吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、井上淳、石崎、原、笹本でした。

まがね57号の合評を行ないました。
「やぎそば」 笹本敦史
・あっさりした文章。
・人間模様が過不足なく描けている。
・正人の個人生活が描かれてなく、どんな人間なのかわからない。
・小説の書き方のコツをつかんでいると感じる。
・ラーメンに関することをよく調べている。
・「優しくしてあげた」の意味がいろいろに取れる。
・男が勘違いした、というだけの話。
・最後が中途半端。
<作者から>
・ラーメン屋の描写は実際に見て書いた。
・「優しくしてあげた」の意味はわざとぼかしている。
・18枚と短いので正人の生活のことなどはそぎ落としている。
・「女は魔物か?」というのが一つのテーマ。

「男友だち」 長瀬佳代子
・作者らしい作品。
・もう少し心理に踏み込んだ方がおもしろい。(きれいに書きすぎている)
・随想なのか小説なのか曖昧なところで書いている感じがする。
・「疚しいこと」の中身にもっと突っ込んだ方がいい。
・音楽がわかるかどうかで印象が違うかも知れない。
・山の光景などが浮かんでこない。
・主人公の人間性に突っ込みが足りない。

「空蝉」 妹尾倫良
・文章に味がある。(乱れてはいるが)
・人間観察がうまく、実在感がある。
・説明不足でわかりにくいところがある。
・構成がうまく、父の人となりが浮かび上がる。
・登場人物が多くて混乱する。

<作者から>
・他人のことより自分のことを書くほうが良いと思うようになった。
・よくばっていろいろ入れすぎたかも知れない。
・実際にあったことを、わかってもらえるように書くことが課題だと思う。

その他
「まがね」58号の原稿締め切りは通常では1月ですが、書き手が減少傾向にあるため、発行期日よりも原稿を集めることを優先することを確認しました。

 中国地区文学研究集会について、冒頭の講演のみの参加費は500円としました。会外の方も歓迎です。参加申込は事務局の笹本まで。


10月例会のご報告
 10月11日、吉備路文学館で例会を開催しました。参加は原(桜)、石崎、井上、笹本でした。

まがね57号の合評を行ないました。
「やぎのかけ橋」 桜高志
・あらすじになっている。良いアイデアなのでもっとふくらませるべき。
・村の大きさなどがイメージできない。
・初めは山羊っぽいが、途中から人間みたいになるなど統一感がない。
・女の子が手をあげて正論を言う。それで争いが治まる。という件が唐突。
・会話の方言が自然で良い。
<作者から>
・戦争法案に反対という立場で書いた。
・女の子が手をあげて、という件は教職をしていた時の経験がもとになっている。
・言いたいことを伝えるためにはもっとボリュームが必要だと思った。

「平井真1980」 石崎徹
・小説としておもしろい。
・情景描写に臨場感がある。
・どういう仲間なのかわからない。
・議論の内容はおもしろいが、ニーチェなど現代の若者には馴染まない。
・時代がわかりにくい。
・セリフに時代の雰囲気がある。
・言葉と気持ちのズレがおもしろい。
<作者から>
・空回りしている議論の場面が作品の中心になってしまった。
・回想と現実を渾然一体に描いた冒頭は力を入れたところ。
・1980年ごろに長編にするつもりで書いた第1章部分がこの作品。
・若い頃に会った仲間をモデルにしている。自分は登場していない。
・あの頃は学歴がなくても哲学書を読んでいる若者がいた。

11月例会のご案内
日時 11月22日(日) 13時~16時
場所 吉備路文学館

内容
まがね57号の合評

 謀反を企て候(二)田中俊明 〔56号に掲載の(一)と合わせて〕
 随想・詩

受贈紙誌
東くるめ通信No.59(東久留米支部)
東京南部ニュース第546号547号(東京南部支部)
「支部月報」385号・386号(仙台支部)
「流域通信」163号(埼玉東部支部)
「河口」18号(新潟支部)
「欅」34号(多摩東支部)

スポンサーサイト

コメント


管理者のみに表示

トラックバック