2017年06月の記事 (1/1)

6月例会のご案内と5月例会のご報告

6月例会のご案内
日時 6月11日(日) 13時~16時
場所 吉備路文学館

内容
 「まがね」59号の編集作業
 「民主文学」7月号 合評
   「崖の上の家」 風見梢太郎




5月例会のご報告
 5月28日(日)13時から吉備路文学館で例会を行いました。参加は妹尾、長瀬、井上、原、笹本でした。
 「まがね」59号の校正作業の後、民主文学新人賞佳作作品の合評を行いました。

「亡国の冬」岩田素夫
 父親が治安維持法違反で連行された一家で、病弱な母親を支えて生きる子どもたちを描いている。
すでに敗色が濃厚な中での理不尽な状況だが、子どもたちがいきいきとしており、読ませる。
 まじめに、よく書けており、文体も戦時中の雰囲気をうまく表現している。
 ただ、展開上は父の死からが唐突に感じられる。登場人物が多いこと、視点が一定していないこともあって、人物関係がわかりにくいという意見があった。


「銀のエンゼル」野川環
 リストラ、妻のガン宣告、長女の引きこもりという八方ふさがりの状況に追い込まれた主人公の苦悩を描いている。
 三つの不幸のエピソードそれぞれはよく書けており、物語展開からは人間への信頼が感じられる。
ただ三つの不幸を重ねるのはやり過ぎで、リアリティを削いでいると思える。また長女については引きこもりと不良行為を混同しているのではないかという意見もあった。
 文体について、「一ミリも含めずに」などの口語表現が地の文で不用意に使われているところが気になるという感想があった。



受贈紙誌
 支部月報405号(仙台支部) 流域通信第173号(埼玉東部支部)
 東くるめ通信NO.69(東久留米支部) 東京南部ニュース第565号(東京南部支部)
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