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「平和安全保障法制」廃止を求めるアピール

「平和安全保障関連法」(戦争法)廃止を求めます。

 第二次大戦で塗炭の苦しみを自ら経験し、諸国民にも与えてきた日本は、武力による国際紛争解決を禁止した憲法9条に基づき、武力の使用について専守防衛という厳格な制限を自らに課してきました。現実には日本はすでに世界有数の戦力を保持しています。けれども、敗戦後の歴史の中で、その戦力を用いて他国民を傷つけることのなかったことは、日本国民の誇りとしてきたところであります。
 ところが、2015年9月19日、参院での強行採決によって、「平和安全保障関連法」が成立させられました。これは、日本が直接攻撃を受けない紛争においても武力を行使できるようにするための法律です。この法律は日本を戦争やテロに巻き込む危険を高め、また、平和を愛する日本国民の誇りを傷つけ、さらに、いままで日本によせられてきた他国からの信頼をも台無しにしてしまうものであります。
 加えて、同法の成立過程をみるに、それは憲法に従って統治するという立憲主義の原則を否定し、主権在民と民主主義を破壊するものでもありました。
 私たちは、「平和安全保障関連法」のすみやかな廃止と立憲主義の回復を求めます。


2016年2月27日
まがね文学会(日本民主主義文学会岡山支部)
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藤野可織「爪と目」  笹本敦史

藤野可織「爪と目」  笹本敦史

第149回芥川賞受賞作
 ストーリーも比較的シンプルで、最近の芥川賞作品としては読みやすい。
 不倫相手の妻がベランダに締め出された状態で亡くなっているのが発見され、その後妻に迎えられた主人公(あなた)。先妻の子ども(わたし)はよく躾けられていて、新生活にも大きな問題はないが、爪を噛む癖があり、マンションのベランダに近づくことを極度に恐れている。ある日、突発的な事態によって、主人公は娘をベランダに締め出してしまう、という物語。

二人称という語り口がわかりにくいとか、二人称なのに神の視点になっているところに違和感があるといった感想も聞くが、一人の観念の下に書かれていると思えば、すんなり読める。
 登場人物はみんな冷めている。例外は後に主人公の不倫相手になる古本屋の男ぐらいだろう。
しかし、冷めているということは何も感じないということとイコールではない。ただ感情を押し殺しているだけかも知れないし、押し殺していると本人も気がついていないのかも知れない。押し殺しているものはいつか異常な強さを持って暴発する可能性がある。そんな怖さを感じる。
 ただ、感じるのはそれだけなのである。もちろん読者によって感じ取るものは違うし、それに価値を見出すかどうかも違う。選評も、いつものこととは言え、割れている。それにしても、どれだけの読者がこの作品を気に入るのだろうか。疑問を感じる。
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