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8月例会のご案内と7月例会のご報告

8月例会のご案内
日時 8月25日(土)13時~16時
場所 吉備路文学館 2階 研究室

内容
「まがね」60号の合評
  「老いの人生模様」 桜高志
  「サイレントテロリスト」 井上淳
  「窓辺にて」 妹尾倫良


7月例会のご報告
 7月22日(日)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜、井上、笹本でした。

「まがね」60号の発送作業を行ないました。
 
合評を行ないました。
「水滴」目取真俊
 以下のような感想意見が出されました。
 奇想天外で小説でしかできない表現だが、夫婦のやりとりの描写など、登場人物が個性的でいきいきとしている。沖縄の風景がていねいに描かれている。
 子どもたちに嘘の体験談を語る場面や仲間を見殺しにした記憶、それを知っている女性が死んだことを知って安堵する場面などを通して人間の弱さや業を描いている。主人公が亡霊に向かって怒る場面に人間の複雑な心理を感じた。
 性的な表現は死との関連なのだろう。戦争と同性愛との関連も考えられる。
 残虐であった沖縄戦を題材にしながら、それを告発するということよりも、人間の弱さを描くことに主眼があると思った。


受贈紙誌
「道標」169号(岡山詩人会議) 「支部月報」418号(仙台支部) 
「流域通信」180号(埼玉東部支部) 「東京南部ニュース」578号・579号(東京南部支部)

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「まがね60号」を発行しました

まがね60号
定価500円(送料180円)

ほぼ1年ぶりとなりましたが、「まがね」の60号を発行しました。
今号では昨年亡くなった三宅陽介さんへの追悼文を8人の方から寄稿していただきました。
小説は以下の5作、他に戯曲、詩、随想、書評を掲載しています。
「老いの人生模様」 桜高志
「サイレントテロリスト」 井上淳
「帰郷」 笹本敦史
「窓辺にて」 妹尾倫良
「タイムマシン」(前編) 石崎徹

お問い合わせはメールフォームからお願いします。

7月例会のご案内と5月例会のご報告

7月例会のご案内
日時 7月22日(日) 13時~16時
場所 吉備路文学館 2階研究室

内容
 まがね60号の発送作業を行ないます。
 合評 「水滴」目取真俊(第117回芥川賞受賞作品)
     文春文庫 単行本は文藝春秋社刊(いずれも古本しかないようです)
※日程の都合で6月例会は行ないません。


5月例会のご報告
 6月2日、13時から吉備路文学館で例会(5月分)を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜。井上、笹本でした。
 笹本から全国研究集会参加の報告がありました。
 「まがね」60号の準備状況を確認しました。掲載料は冊子1ページあたり700円に決定しました。小説の場合、執筆者の負担は今までの3分の1程度となります。次号以降の掲載料は別途検討します。

民主文学新人賞作品の合評を行ないました。
「バードウォッチング」田本真啓(第15回新人賞)
 哲学的な内容が多くてわかりにくいという感想があったが、とてもおもしろかったという感想もあり、好き嫌いが分かれた。
 人物造形が細かく、過去の祖母の姿はよく描かれている一方で、現在の祖母の姿が見えないという意見や、理屈に強そうなヤマネコさんが終盤で「難しいことはよくわからんが」と逃げるところに違和感があるという意見もあった。
 ベタなリアリズムとはかけ離れたおもしろさがある。介護や家族をめぐって、倫理観、優しさなどのキーワードが出てくるが、どれが正解ということでもなく曖昧なまま終わる。そこが良いところだが、好みが分かれるところでもあるという意見があった。

「奎の夢」梁正志(佳作)
 完成度は「バードウォッチング」より高いのではないかという感想があった。重いテーマで、100枚程度では描ききれないのではないかという意見があった一方で、冒頭の描写が長すぎるとか無駄な場面があるという指摘もあった。
 選評で視点の問題が指摘されていたが、気にならなかった。下宿の主人や妻、警察官がよく描けているという感想があった。
 史実とフィクションが混ざっていてその境目がわからないが、よく調べて書いていると思うという意見と、いくつかの記述について事実としては疑問があるという指摘もあった。


全国研究集会のご報告
 5月26~27日に愛知県豊橋市で民主文学の全国研究集会が開催されました。参加は26都道府県、111名でした。
 「民主主義文学の多様な発展に向けて」という全体テーマでシンポジウムと分散会が開催されました。シンポジウムでは、作品の評価は手法やジャンルではなく、人間の真実にせまる内容になっているかどうかが問われるということが強調されました。
 分散会「今日の職場の変化を描く」に参加しました。自身の経験したことだけでなく、丹念に
取材をして創作していることなどが語られ、たいへん刺激になりました。
笹本敦史

受贈紙誌

 「支部月報」417号(仙台支部) 「東京南部ニュース」577号(東京南部支部)

5月例会のご案内と4月例会のご報告

5月例会のご案内

日時 6月2日(土)13時~16時
都合により6月に開催します。
場所 吉備路文学館2階研究室
内容 民主文学新人賞作品の合評
新人賞「バードウォッチング」田本真啓
佳作 「奎の夢」梁正志


4月例会のご報告
 4月28日、吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜、井上、笹本でした。

合評を行ないました。
「光射す方へ」橘あおい(民主文学5月号)
 文章が良く、読みやすいという感想が多かった。
 短い作品にしては登場人物が多く、わかりにくい。全体に出来事の羅列になっていて、テーマがぼけているのではないかという意見があった。

「百年泥」石井遊佳(第158回芥川賞受賞作)
 読みにくいという感想もあったが、まとまりがなさそうで、読み終わると作品としてまとまっているという意見もあった。
 IT先進国である一方で古い風習が残っているインドの実情が象徴的に描かれている。登場人物が個性的で、作品全体にユーモアがある。言葉を話せない母と言葉を教える仕事をしている娘という対比が興味深い。などの感想が出された。

受贈紙誌
「りありすと」79号(東京南部支部) 「東京南部ニュース」576号(東京南部支部)
「流域通信」179号(埼玉東部支部) 「東くるめ通信」75号(東久留米支部)
「支部月報」416号(仙台支部)

4月例会のご案内と18年度総会のご報告

4月例会のご案内
日時 4月28日(土) 13時~16時
場所 吉備路文学館

内容
 合評
   「百年泥」石井遊佳(第158回芥川賞受賞作)
   「光射す方へ」橘あおい(民主文学5月号)
    「まがね」60号の編集作業

18年度総会のご報告
 3月18日、吉備路文学館で18年度の総会を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜、井上、笹本でした。
 事務局から17年度活動の報告、18年度活動の方針、会計から17年度の状況について報告があり、確認されました。

 役員については以下の通り確認されました。
  支部長 妹尾倫良   事務局長 笹本敦史   編集長 石崎徹
  会計 井上淳     編集次長 桜高志

合評を行ないました。
「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子(第158回芥川賞受賞作)
 冗舌だがリズムが良くユーモアのある文章で、構成もよくねられているという感想が多かった。見事な文章がある一方で、方言がわかりにくく、一字一句を追うと難しいという感想もあった。
始めは内省的で理屈をこねているような文章が東北弁(厳密に言えば東北弁という方言はないのだろうが)で書かれ、ストーリーが展開すると標準語が多くなる。思いを表わすのは標準語ではないということなのだろう。
宮沢賢治や平家物語からの引用、地球の歴史の記述などに教養を感じる。夫婦愛に感動したという感想があった。

受贈紙誌
文学なにわ29号(なにわ支部) 東京南部ニュース第574号・575号(東京南部支部)
東くるめ通信NO,74(東くるめ支部) 支部月報414号・415号(仙台支部)
流域通信第178号(埼玉東部支部) 道標168号(岡山詩人会議)