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21年度総会のご案内と1月例会のご報告(2021年)

21年度総会のご案内
日時 2月21日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館2階 研究室


内容
20年度のまとめと決算
21年度の方針
合評
 「屋上モンブラン」宗澤亮
 「わだかまる」笹本敦史(「まがね」54号)

1月例会のご報告
 1月24日(日)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜、井上、宗澤、笹本でした。

ヘミングウェイ作品の合評を行ないました。
「インディアンの村」
 描写が的確。インディアンと自殺というのが結びつかず、書かれていないところに何かがあるのだろうかと思った。生と死の基準が曖昧な年頃の子どもが主人公であるところが、哲学的な問いかけにつながっている。などの感想が出された。
 子ども視点であることで、子どもに理解できないことは描かれていない。そこに解釈の余地があっておもしろいという感想もあった。
 ヘミングウェイ作品の特長は外から描くところにあり、カミュなどヨーロッパの作家に影響を与えた、ということが紹介された。
「兵士の故郷」
 何が言いたいのかわからなかったという感想もあったが、戦争から帰還した兵士の虚無を描いていておもしろいという意見もあった。
戦争が終わって自由になったために、何をしたらいいのかわからなくなった世代を描いているという感想が出された。
 描き方が参考になるという意見が出された。


原稿募集
「まがね」63号の原稿を募集しています。
会員以外の投稿も受け付けています。
(ただし採否は編集部で決定します)
締め切り 
手書き原稿は4月末
データ原稿(Microsoft Wordのみ対応)の場合は5月末
掲載料は誌面1ページ(文章のみだと1000字程度)あたり手書き800円、データ600円です。

 掲載料無料の特集として「マスク」に関するエッセイを募集します。
・400字詰め原稿用紙2~3枚程度
・締め切りは他の原稿と同じです。


受贈紙誌
「東京南部ニュース」609号(東京南部支部) 「支部月報」449号(宮城支部)
「流域通信」195号(埼玉東部支部)
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1月例会のご案内と12月例会のご報告(2020年)

1月例会のご案内
日時 1月24日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館2階研究室

内容
 ヘミングウェイ短編作品の合評を行います。
「インディアンの村」「兵士の故郷」

「われらの時代・男だけの世界:ヘミングウェイ全短編1」(新潮文庫)に収録されています。

12月例会のご報告
12月20日(日)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜、笹本でした。(見学者1人)

民主文学1月号の合評を行いました。
「花のない風景」横田昌則
短編小説としてよくできているという感想があった。起きていることは明らかに傷害事件なので、行政の対応が違うのではないかという意見もあった。
最後がエンタメ的にうまくまとめられているという感想もあった。

「樹樹」斉藤克己
 余命5年と言われた妻のその後が不自然ではないかという意見があったが、あり得る話だという意見もあった。「瞬膜」は人間にはないのではないかという疑問が出された。
 時代の雰囲気や若い夫婦の暮らしがうまく表現されているという感想があった。

「坂」佐田暢子
 老いや時代の変化への不安をよく表現しているという感想があった。叔父とのエピソードを書いた意図がわからないという感想もあった。

お知らせ
「まがね」63号の原稿募集
「まがね」63号は7~8月頃発行予定です。原稿の締め切りは手書き原稿の場合は4月末、データ原稿(Microsoft Wordのみ対応)の場合は5月末を予定しています。
 掲載料は誌面1ページ(文章のみだと1000字程度)あたり手書き800円、データ600円です。
 会員以外の投稿も受け付けます。(ただし採否は編集部で決定します)
 今回はエッセイ特集として「マスク」に関するエッセイを募集します。
・400字詰め原稿用紙2~3枚程度
・掲載料無料
・締め切りは他の原稿と同じです。

受贈紙誌
「道標」179号(岡山詩人会議) 「支部月報」448号(宮城支部)
「東京南部ニュース」608号(東京南部支部) 「夏つばき通信」27号(佐賀支部)

12月例会のご案内と11月例会のご報告(2020年)

12月例会のご案内
日時 12月20日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館2階 研究室
内容
「民主文学」1月号の合評
「花のない風景」横田昌則
「樹樹」斉藤克己
「坂」佐田暢子

11月例会のご報告
 11月15日、吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜、井上、笹本でした。

「民主文学」12月号の合評を行いました。
「群青の行方」五十嵐淳
 文章が整っていて、物語の構成もしっかりしているという感想が多かったが、一方で葛藤がなく、話がきれいに進みすぎているという意見も多かった。
 卒業式の「別れの言葉」と歌がすべてのようだという感想もあった。

「寸借詐欺」平良春徳
 深刻な事件をユーモラスに描いていておもしろく読めたという感想が出された。描かれているエピソードが多く、整理した方が良いのではないかという意見もあった。
 この組合ですべての問題に対応はできない。社会にある現実をアピールする狙いがあるのだろうという感想もあった。
 文章や視点の問題がいくつか指摘された。

「保健室風景」林幸代
 ほのぼのとした雰囲気に好感をもったという感想があった。タイトル通り「風景」を描いているが、作品全体として何を伝えたいのかがわからない。構成が練られていないという感想もあった。

受贈紙誌
「東くるめ通信」86号(東久留米支部) 「東京南部ニュース」607号(東京南部支部)
「流域通信」194号(埼玉東部支部) 「支部月報」447号(宮城支部)
「しばた文学」47号(新発田支部)

11月例会のご案内と10月例会のご報告(2020年)

11月例会のご案内
日時 11月15日(日)13時から16時
場所 吉備路文学館2階 研究室


内容
「民主文学」12月号(支部誌同人誌推薦作特集)の合評
「群青の彼方」 五十嵐淳(優秀作)
「寸借詐欺」 平良春徳
「保健室風景」 林幸代


10月例会のご報告
10月18日(日)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜、井上、笹本でした。

「まがね」62号の合評を行いました。
随想「ベトナム人民の英知」宇垣信子
 ベトナムが戦争に勝った時の興奮を思い出した。筆者視点でうまくまとめて書いていると思う。新婦人の活動は知らなかったなどの感想が出されました。なぜ今、ベトナム人民のことを書くのかということを導入で示した方が良いという意見があった。

詩「約束について」妹尾倫良
 ちょっと不思議なほのぼのとした世界を感じるという感想があった。前半の情景と結末に違和感があるという感想が出されたが、結末部分に作者の動機があるという意見も出された。いろいろなことを考えさせるという感想があった。一字下げの表記について質問が出され、作者から台詞であることを示すためと説明があった。

詩「テングザル」妹尾倫良
 争わない生き方への感心を書いている。最後の2行はいらないという意見があった。

詩「嵐のように」北杏子
 共通の話題がないと娘にとっては30分でも長いだろうが、それをさみしく思う母の気持ちもわかるという感想があった。

詩「ある日」石崎徹
 よくわからないという感想が多く出された。

書評「池戸豊次『水のまち』一粒書房」石崎徹
 書評を読んで、もとの作品を読みたくなる。評者が作品に惚れ込んで、詳しく分析しているという感想があった。筆者からは、意図は作品紹介だが、作品研究のようになってしまったという話があった。

「すおう文芸」44号の合評を行いました。
 今年は中国地区研究集会が中止となったため、山口支部から合評参加人数分の「すおう文芸」を送っていただき、感想を出し合った。
 「すおう文芸」は小説や随想というジャンル分けがないということもあって、小説と随想との違いとは何かが論議になった。


受贈紙誌
「支部月報」446号(宮城支部) 「東くるめ通信」85号(東久留米支部)
「東京南部ニュース」606号(東京南部支部) 「夏つばき通信」26号(佐賀支部)

10月例会のご案内と9月例会のご報告(2020年)

10月例会のご案内
日時 10月18日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館2階 研究室

内容
「まがね」62号の合評

 小説以外を合評します。
「すおう文芸」44号の合評
 「トラックドライバー」日生そうご
 「心友」宮沢宇宙
 「一七歳の子守歌」水野良正

9月例会のご報告
 9月22日(日)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜、井上、笹本でした。

「まがね」62号の合評を行いました。
「徘徊」笹本敦史
 作品として整っている。会話が自然で場を感じることができる。などの感想が出された。複雑な関係を複雑なまま描いていて、どんでん返しの後に余韻があるという意見もあった。
 主人公の個性が浮かびにくいという感想もあった。
(作者から)
 初稿から構成を2回変更するなど書き直しに時間をかけた。会話は読んでみて、場面を思い浮かべながら書いている。

「戦争の棘」妹尾倫良
 体験、事実に基づいて書かれている。そこに強さを感じるという感想が出された。
登場人物が多く、人物関係がわかりにくい。理詰めではない文章が味のあるところとも言えるが、読解しにくい。母の特殊な個性を描いているところが魅力だが、タイトルが戦争一般の問題のようになっているのが惜しいという感想もあった。
(作者から)
 本当はもっと長くなる話なのだが、短くまとめた。現在でも問題になっている毒親を戦争を背景に描いた。

「タイムマシン(後)」石崎徹
 前中編より読みやすかった。新自由主義の行く末を、かた苦しくなく描いている。破壊によってではなく、格差拡大の結果として経済が縮小するという結末はおもしろい、などの感想が出された。作品全体としてはコミュニケーションの困難さを描いているのではないかという感想もあった。もっと短くできるのではないかという意見も出された。
(作者から)
 ヒントはH.G.ウェルズの「タイムマシン」。結末は飛躍しすぎだが、格差社会への警告として書いた。もっと恋愛やアクションを加えてエンターテイメントとして書きたかった。


受贈紙誌
「大阪泉州文学」56号(大阪泉州支部) 「流域」29号(埼玉東部支部)
「河口」23号(新潟支部) 「丘陵」29号(川崎北支部)
「野火」16号(東久留米支部) 「道標」178号(岡山詩人会議)

「流域通信」193号(埼玉東部支部) 「支部月報」445号(宮城支部)
「東京南部支部」605号(東京南部支部)