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6月例会のご案内と5月例会のご報告

6月例会のご案内
日時 6月29日(土) 13時~16時
場所 吉備路文学館 2階研究室


内容
 合評
  「絹子の行方」 倉園沙樹子(「民主文学」7月号)
  詩集「デイサービスの日」妹尾倫良
(詩集については妹尾さんにお問い合わせください)
※次はカミュの「異邦人」を取り上げる予定です。参加される方はご準備ください。

5月例会のご報告
 6月2日(日)13時から吉備路文学館で例会(5月分)を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜、井上、笹本でした。
 「まがね」61号の準備状況について確認し、8月までに発行することを確認しました。
笹本から大会参加の報告がありました。

合評を行ないました。
「まんまんちゃん」秋吉知弘(民主文学新人賞受賞作)
 うつ病をかかえながら家族を大切にして暮らしている主人公の日常がよく描かれている。伏線の張り方を含めてうまくまとめられているという意見もあったが、震災ボランティアや被爆体験など盛り込みすぎで冗長に感じるという感想もあった。
 特に老人の被爆体験の告白は唐突で、その後の家族の会話などは「作った」感じがするという意見が多かった。
 導入部はあとの文章と文体が変わって違和感があるという感想もあったが、読者を作品の舞台にうまく導き、伏線としても生きているという意見が多かった。

「寒晒し」池戸豊次(同佳作)
 同作者の「鹿を殺す」の二番煎じではないかという感想もあったが、その1年後の話として独立した作品として読めるという意見が出された。
 味わいのある文体で書かれており、登場人物が魅力的である。雪景色の白、鹿の血や地蔵の頭巾の赤という色彩の印象が強いという感想があった。
「連絡B」山本洋(同佳作)
 養護学校の現実を描いており、読ませるという感想があった。ただ個々の事件の報告が並べられているだけのようだという感想もあった。
 主人公の意識の変化がうまく描けていない。時間の経過がわかりにくいという意見があった。


受贈紙誌
「東くるめ通信」79号(東久留米支部) 「東京南部ニュース」589号(東京南部支部)
「支部月報」429号(仙台支部) 「流域通信」185号(埼玉東部支部)

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5月例会のご案内と4月例会のご報告

5月例会のご案内
日時 6月2日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館2階 研究室

※都合により日程が6月にずれています。
内容
 第16回民主文学新人賞作品の合評(民主文学6月号)

 「まんまんちゃん」秋吉知弘
  佳作「寒晒し」池戸豊次 「連絡B」山本洋

4月例会のご報告
 4月27日、13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、井上、桜、笹本でした。
 中国地区研究集会の準備状況を確認し、講師依頼について話し合いました。講師は5月に行なわれる民主文学会の常任幹事会で決定される予定です。

合評を行ないました。
「朝」石崎徹(「ふくやま文学」31号)
 文章が読みやすく、作品に入り込めたという感想があった。別所という人間について書かれていて、別所の感覚に共感できたという感想もあった。
 視点が変わるところは違和感があるという意見が多かった。

「尋ね人」中山茅集子(同)
 現在と過去がうまく構成され、内容と文体がぴったりと合っている。戦後、新しい文化が花開いた雰囲気が表現されているという意見があった。説明しすぎるとつまらないと思うが話のつながりがわかりにくいところがあるという感想もあった。

「つまらない話」石崎徹(「樹宴」16号)
 人間にはいろんな面があるということをいくつかのエピソードで描いていておもしろい。文体が翻訳調なのが効果的だという感想があった。部分的にはおもしろいが全体としてはもの足りないという意見もあった。

受贈紙誌
「東京南部ニュース」588号(東京南部支部) 「支部月報」428号(仙台支部)

4月例会のご案内と3月例会のご報告

4月例会のご案内
日時 4月27日(土)13時~16時
場所 吉備路文学館2階 研究室

内容
 合評
 「つまらない話」石崎徹(樹宴16号)
 「朝」石崎徹(福山文学31号)
 「尋ね人」中山茅集子(福山文学31号)


3月例会のご報告
3月31日(日)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、井上、桜、笹本でした。
「まがね」61号の準備状況について話し合い、締め切り等について確認しました。また中国地区研究集会について意見交換しました。

「民主文学」の合評を行ないました。
「『無言館』の庭から」窪島誠一郎(2~4月号)
 文章が丁寧でわかりやすく、好感が持てるという意見が多かった。「無言館」は知っていたが館主の人柄についてはこのエッセイで初めて知ったなどの感想が出された。

「こん畜生」大浦ふみ子(4月号)
 主人公が「こん畜生」と書いたメモが交渉に生きてくる場面が良かった。貧しい中で仲間を広げていく姿に共感を持って読んだという感想があった。
よく調べて書かれていると感じたという声もあったが、組合の分裂工作、じん肺や軍需産業化の問題など盛り込みすぎているという意見もあった。また一成のことはよく書かれているが、主人公である啓之の人物像がはっきりしないという感想もあった。
現在から過去に移り、さらに過去に遡りながら、ところどころで説明もなく現在の場面が出てくるので読みにくいという意見もあった。

お知らせ

中国地区研究集会のご案内
10月26日(土)午後から27日(日)午前の日程で民主文学会の中国地区研究集会を開催します。会場と講師については決定しだいご案内します。

受贈紙誌
「支部月報」427号(仙台支部)

19年度総会のご報告と3月例会のご案内

3月例会のご案内
日時 3月31日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館2階 研究室


内容
「民主文学」の合評
「無言館の庭から」窪島誠一郎(2~4月号連載中)
「こん畜生」大浦ふみ子(4月号)

19年度総会のご報告
2月17日(日)13時から吉備路文学館に於いて19年度の総会を行ないました。参加は妹尾、石崎、桜、井上、笹本でした。
 事務局から18年度の活動報告と19年度の予定について、会計から18年度(2018年1月~12月)の決算について報告があり、意見交換を行ないました。

会計報告
「まがね」60号の発行経費は掲載料収入でまかなえましたので、全体の収支が健全化できています。

 役員について以下のように確認しました。
 支部長(会長)妹尾倫良
 事務局長   笹本敦史
 会計     井上淳
 編集長    石崎徹

 規約の変更について提案がありましたが、規約そのものは変更せず、規約をわかりやすく説明する捕捉文書を作ることを確認しました。また「まがね」が黒字で発行できるようになったため、新しい投稿規定を作り、会員以外からの投稿も受けつけられるようにすることを確認しました。 また掲載料について変更することを決めました。(お知らせ欄をご覧下さい)

総会後、合評を行ないました。
太宰治「女生徒」(角川文庫)より
「灯籠」
 恋した男のために盗みを働く弱い女が警察で啖呵を切る場面がおもしろい。貧しさから犯罪に走るという悲しい話だが、テンポの良い文章で読ませるという感想があった。最後のどんでん返しは一人称をうまく生かしているという感想も出された。
 語尾の使い分け、文章の調子を突然変えて飽きさせないところなどに文章の巧みさがあるという意見が出された。

「女生徒」
 文章はうまいが、生活に余裕のある家族像がやや鼻につくという感想があった。その時代の良家の子女の心情がよくわからないので評価しにくいが、男目線で作られた女生徒像ではないかと感じるという意見も出された。
 15歳の頃に読んだ時は自分の心の中が描かれていると感じた。反抗期や自意識の強さなど性別に関係ない若い人の心の動きを描いていると思うが、年を取ってから読むとそんな感じがしないという感想があった。


お知らせ
「まがね」61号の原稿締め切りは4月末です。
データ原稿(今のところ対応できるのはマイクロソフトWordのみです)は値下げして1ページ600円、手書き原稿は値上げして800円(うち200円は入力手数料)とします。


受贈紙誌
「支部月報」426号(仙台支部) 「東京南部ニュース」586号 587号(東京南部支部)
「流域通信」184号(埼玉東部支部)

19年度総会のご案内と1月例会のご報告

19年度総会のご案内
日時 2月17日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館 2階 研究室

内容
  活動のまとめと方針論議
  決算の報告
  役員の選出
その他
総会後合評を行ないます。
  「女生徒」太宰治(角川文庫)より
  「灯籠」「女生徒」

1月例会のご報告
「民主文学」1月号の合評を行ないました。
「この街に生きる」能島龍三
 外かく環状道路問題が出てからおもしろくなり、どんな問題があるのかがよくわかった。社交的な妻との対比で主人公の姿がうまく描かれているという感想があった。
環状道路訴訟裁判で原告の生活に根ざした意見陳述に心を動かされ、主人公の意識が変わるという展開が感動的だという意見が出された。

「オスプレイ」仙洞田一彦
 人物設定や場面ごとにおもしろいところがあるが、奇をてらっているようで何が言いたいのか不鮮明という意見があった。
 ストーリーに直接関係のない細かい描写が生きている。置きっぱなしになっているオスプレイのチラシは軽い皮肉だが、誰も自分から声を上げようとしない状況を落語的に描いているところが作品の中心で、おもしろく読んだという感想があった。

「バーバー富士」櫂悦子
 ストーリー展開がおもしろく、文体が作品の内容にうまく合っている。息子のことを心配ばかりしている主人公の意識の変化を無理なく描いていて読ませるという感想が多かった。
作者の意見が出てしまっている(40ページ上段)ところや文が長すぎるところがあって気になったという指摘があった。

お知らせ
まがね61号の原稿募集
 執筆者が減る傾向が続いています。短いものも歓迎ですのでぜひご投稿ください。
  小説・戯曲
  随想(エッセイ)
  詩・短歌・俳句など
 締め切りは4月末です。(送り先は別途ご案内します)


受贈紙誌
「弘前民主文学」163号(弘前支部) 「支部月報」424号425号(仙台支部)
「東京南部ニュース」584号585号(東京南部支部) 「流域通信」183号(埼玉東部支部)
「道標」171号(岡山詩人会議)