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2020年1月例会のご案内と12月例会のご報告

1月例会のご案内
日時 1月26日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館 2階 研究室


内容
「民主文学」12月号 支部誌・同人誌推薦作特集の合評
「歴史の吐息」渡部唯生(優秀作)
「夕焼けの学校」田中雄二
「冬芽」馬場ひさ子

12月例会のご報告
 12月14日(土)13時から「アヴェニュウ」で例会を開催しました。参加は妹尾、諸山、石崎、桜、井上、笹本でした。

合評を行いました。
「異邦人」アルベール・カミュ
 翻訳ものなので、風土や言語の違いなど理解できないところがあって読みにくいという感想が出されましたが、自分にとっては最高の名作であり、衝撃を受けた作品だという発言もありました。また各章ごとに分けて読めば理解しやすくなるという助言がありました。
 主人公は世間体を気にするところなどまともな社会人と思えるが、行動を律するものがないことが殺人事件につながる。行動を律するものがない人間を描いたという意味では「コンビニ人間」も「異邦人」に似ているという意見が出されました。
 作品は殺人事件を描いている。裁判ではそれが偶発的なものなのか故意によるものなのかというところが争点になるべきだが、陪審員制度の中で主人公の人間性が問われるようになるというのが作品の流れである。という解説がありました。
 また、フランスの植民地であるアルジェリアでフランスからの移民が現地の人間を殺したという物語でもあり、被害者の弟の立場から書かれた作品「もうひとつの『異邦人』ムルソー再捜査」(カメル・ダーウド著)があると紹介されました。

受贈紙誌
「道標」175号(岡山詩人会議) 「支部月報」437号(宮城支部)
「東京南部ニュース」596号(東京南部支部) 「東くるめ通信」81号(東久留米支部)

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12月例会のご案内と11月例会のご報告

12月例会のご案内

日時 12月14日(土) 13時~16時
場所 アヴェニュウ(倉敷市本町11-30)
内容
 合評 「異邦人」アルベール・カミュ作 窪田啓訳(新潮文庫)


11月例会のご報告
 11月16日(土)13時から、吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜、井上、笹本でした。

中国地区研究集会について
 内容については良かったという感想が多く出されました。
呉支部が原稿段階で合評を行っていることについて、支部誌の完成度を上げるために参考にすべきではないかという意見がありました。完成作として出したものを合評してもらうことで、次回の創作に生かすという考え方もあることから、作者の希望や必要に応じて行うこととします。
運営については、課題作以外の作品について感想を言う場が欲しかったという意見がありました。

「まがね」61号の合評を行いました。
 詩、俳句、随想について感想を出し合いました。
 「二〇一九年五月 この街で」というタイトルについて質問が出されましたが、作者から元号が変わった月を意識したものという説明がありました。
「がま蛙」については前半が説明的だが、終わりは余韻があって良いという感想が出されました。「観劇日記」について、記録としてしっかりしており、演劇を楽しんでいる気持ちが伝わるという感想がありました。「謝辞」は文章が良いという意見が出されました。
全体を通して、書き手が減っていることが残念という感想がありました。

受像紙誌
「流域」28号 「流域通信」188号(埼玉東部支部) 「支部月報」434,436号(仙台支部)
「東京南部ニュース」593、594、595号(東京南部支部)

11月例会のご案内

11月例会のご案内

日時 11月16日(土) 13時~16時
場所 吉備路文学館
内容 「まがね」61号の合評
    随想・詩・俳句


10月は例会を開催しません。

9月例会のご案内と8月例会のご報告

9月例会のご案内
日時 9月15日(日) 10時~12時半
場所 吉備路文学館 2階 研究室


内容
「まがね」61号の合評
「はーるよ来い」(第三部) 前律夫
「掌編六題」      笹本敦史
「タイムマシン」(中)  石崎徹


8月例会のご報告
 8月18日(日)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜、井上、笹本でした。

「まがね」61号の合評を行ないました。
「死ぬまでの日数を数えてみた」井上淳
 よく書けているが、死への直面はもっと重たいものなのでイメージに合わないという感想があった。一方で笑える作品として評価できるという意見があった。また、死を描いたというよりもゲーム仲間の人情物語としておもしろいという意見もあった。
表現について何点か指摘があったほか、展開と会話の矛盾についての指摘もあったが、会話は意図的に嘘をついているものと作者から捕捉があった。
 ゲームの世界を十分に表現できていないのでわかりにくいという感想もあった。
(作者から)
 死のことではあるけどおもしろいものにしたいと思って書いた。指摘された表現については語感などを検討した結果、選択したものもある。人情物語ではなく、一人で気楽に生きている人たちの老後はどうなるのかという問題を意識して書いた。

「介護の神様」桜高志
 エピソードを並べて、最後に無理にまとめたという印象を受ける。言葉を発しながら殴るという動作に違和感を持ったなどの意見が出された。
 また介護現場を知らない人にはわかりにくく、説明不足のところがあるという意見もあった。
 最近は介護を描いた作品が増えていて飽きた感があるが、この作品は引き込まれた。介護現場の現実を、評価を交えず描いているところが良いという感想があった。関連して、今までの作品より主人公が客観的な立ち位置になり理解しやすくなっているという感想もあった。
(作者から)
 介護現場で日頃経験したことをノートに書き留めていて、それを並べたもの。認知症患者がしゃべりながらいきなり殴るというのは日常にあることでデフォルメはほとんどしていない。
 指摘された通り終わらせ方は難しく悩んだところ。

「終の住処」妹尾倫良
 苦労して生きてきた女性が最後に孫に出会うという話。読みやすかったという感想もあったが、時間の流れや人物の関係がわかりにくいという意見もあった。
 文章表現の問題が何点か指摘されたほか、テーマがわからない、ハッピーエンドなのか否かの解釈に困ったという意見があった。
(作者から)
 実在の人物をモデルに後妻として苦労した人生を描いた。安心して死にたいという思いを表現したかった。

「民主文学」支部誌同人誌推薦作特集への応募作、中国地区研究集会への提出作はともに「介護の神様」とすることを決めました。

お知らせ(再掲)
中国地区研究集会が10月26、27日に倉敷で開催されます。参加の申込みは9月7日(土)までに事務局へお願いします。
 
日程 10月26日(土)13時30分(受付開始13時)~27日(日)12時
会場 くらしき山陽ハイツ(倉敷市有城1265)
講師 櫂悦子さん
参加費 15,000円(宿泊 夕食 朝食込み)
    日帰りの場合は500円

受贈紙誌
「支部月報」431号(仙台支部) 「東京南部ニュース」592号(東京南部支部)

「まがね」61号を発行しました。

まがね61号

「まがね」61号を発行しました。
戯曲
「はーるよ来い」(第三部) 前律夫
小説
「死ぬまでの日数を数えてみた」 井上淳
「介護の神様」 桜高志
「終の住処」 妹尾倫良
「掌編六題」 笹本敦史
「タイムマシン」(中) 石崎徹

他に俳句、詩、随想を掲載しています。

価格500円(送料180円)

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