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19年度総会のご案内と1月例会のご報告

19年度総会のご案内
日時 2月17日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館 2階 研究室

内容
  活動のまとめと方針論議
  決算の報告
  役員の選出
その他
総会後合評を行ないます。
  「女生徒」太宰治(角川文庫)より
  「灯籠」「女生徒」

1月例会のご報告
「民主文学」1月号の合評を行ないました。
「この街に生きる」能島龍三
 外かく環状道路問題が出てからおもしろくなり、どんな問題があるのかがよくわかった。社交的な妻との対比で主人公の姿がうまく描かれているという感想があった。
環状道路訴訟裁判で原告の生活に根ざした意見陳述に心を動かされ、主人公の意識が変わるという展開が感動的だという意見が出された。

「オスプレイ」仙洞田一彦
 人物設定や場面ごとにおもしろいところがあるが、奇をてらっているようで何が言いたいのか不鮮明という意見があった。
 ストーリーに直接関係のない細かい描写が生きている。置きっぱなしになっているオスプレイのチラシは軽い皮肉だが、誰も自分から声を上げようとしない状況を落語的に描いているところが作品の中心で、おもしろく読んだという感想があった。

「バーバー富士」櫂悦子
 ストーリー展開がおもしろく、文体が作品の内容にうまく合っている。息子のことを心配ばかりしている主人公の意識の変化を無理なく描いていて読ませるという感想が多かった。
作者の意見が出てしまっている(40ページ上段)ところや文が長すぎるところがあって気になったという指摘があった。

お知らせ
まがね61号の原稿募集
 執筆者が減る傾向が続いています。短いものも歓迎ですのでぜひご投稿ください。
  小説・戯曲
  随想(エッセイ)
  詩・短歌・俳句など
 締め切りは4月末です。(送り先は別途ご案内します)


受贈紙誌
「弘前民主文学」163号(弘前支部) 「支部月報」424号425号(仙台支部)
「東京南部ニュース」584号585号(東京南部支部) 「流域通信」183号(埼玉東部支部)
「道標」171号(岡山詩人会議)
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1月例会のご案内と12月例会のご報告

1月例会のご案内
日時 1月20日(日)13時~16時
場所 吉備路文学館


内容
 民主文学1月号の合評
「この街に生きる」能島龍三
「オスプレイ」仙洞田一彦
「バーバー富士」櫂悦子



12月例会のご報告
 12月1日13時から「アヴェニュウ」で例会を開催しました。参加は妹尾、諸山、石崎、桜、井上、笹本でした。

 はじめに中国地区研究集会参加の感想を出しあいました。講師の田島一さんの話やマツダ争議団の方の話が聞けたのが良かった。参加者が固定化してきている関係でもあるが無駄のない論議ができるようになってきたという感想や、若い人の参加が少ないのが寂しいなどの感想が出されました。

合評を行ないました。
「失われた夜のために」石崎徹(樹宴15号)
 自己が確立できていない青春期の彷徨を描いていて、70年代の青春群像としてよく書けている。共感できる部分や言葉が所々にあるという感想が出された。作中で主人公が書いている帝国史が作品全体とどうつながるのかわからない、不要ではないかという意見も出された。
 作者からは、6章までは30年以上前に書いたもので、7章以降を新たに書き加えた。サルトルの「嘔吐」の構成を参考にしている。帝国史を書くという行為は実際に自分がやっていたことを描いたもので、主人公の思いや実際の歴史を書いた部分が交じっており、整理する必要は感じている。などの説明があった。


「いっぽ」南城八郎(民主文学12月号 支部誌同人誌推薦作特集優秀作)
 同世代だからか共感できた。活劇のようで、無駄がなくおもしろく読んだ、という意見が多かった。一方で、一本調子で情緒がない。主人公ががんばる動機や分会の他のメンバーのことが見えないという感想も出された。また文章の瑕疵が数カ所指摘された。
 ラストシーンにはもう少し救いが欲しいという意見や、反対にやや楽観的過ぎるのではないかという意見があった。


受贈紙誌
「波動」43号(仙台支部) 「支部月報」423号(仙台支部)

12月例会のご案内と10月例会のご報告

12月例会のご案内
日時 12月1日(土)13時~16時
場所 アヴェニュウ(倉敷市本町11-30)

内容
 合評
「いっぽ」南城八郎(民主文学12月号)
(支部誌同人誌推薦作特集 優秀作)
「失われた夜のために」石崎徹(『樹宴』15号)
※『樹宴』については石崎さんにお問い合わせください。

10月例会のご報告
 10月27日(土)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、桜、井上、笹本でした。
 中国地区研究集会に課題作として提出される作品と各支部誌掲載作品について意見交換をしました。

中国地区研究集会のご報告
 11月10~11日、山口県岩国市で民主文学会の中国地区4支部が参加して中国地区研究集会が開催されました。岡山支部からは妹尾、石崎、桜、井上、笹本が参加しました。
 民主文学会田島会長の講演の後、各支部から提出された作品の合評を行ないました。岡山支部からは井上淳「サイレントテロリスト」を提出しました。
 最後に田島会長による全体講評があり、大切なのは書き続けること、過去を描く際には今の世代に何を伝えたいのかを意識する必要があること、ジャンルにこだわらず「社会と人間の真実を描く」のが民主文学の課題であることなどが話されました。
 来年は岡山支部の担当で10月26~27日の開催とすることが確認されました。

受贈紙誌
「支部月報」422号(仙台支部) 「東京南部ニュース」582号 583号(東京南部支部)
「流域通信」182号(埼玉東部支部) 「東くるめ通信」78号(東久留米支部)

10月例会のご案内と9月例会のご報告

10月例会のご案内
日時 10月27日(土) 13時~16時
場所 吉備路文学館 2階研究室


内容
中国地区研究集会の参加作品と各支部誌の合評を行ないます。

9月例会のご報告
 9月23日(日)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は妹尾、石崎、井上、桜、笹本でした。

「まがね」60号の合評を行ないました。
「はーるよ来い」前律夫
 登場人物が魅力的でひかれるものがある。戯曲という形式が生かされているのか、一幕が短すぎるのではないかなどの疑問が出されたが、完結していないため判断できないという意見があった。

「帰郷」笹本敦史
 実在感や臨場感が足りない。「俺」の主観で解説してしまっている。言葉や小道具で時代の空気や生活感を表わす工夫が必要という意見が出された。
 戦争中でもいろいろな人間がいたのは事実だろうが、読者を納得させるようなものになっていないという感想があった。
作者からは、構想から5年以上かかっている。発想の基は実際にあった事件だが、話は完全なフィクション。当初はファンタジーとして書いていたため、リアリティーがないと言われればその通りだと思うという発言があった。

「タイムマシン(前)」石崎徹
 謎がいろいろ提示されていて、次回にどう解決されるのか興味があるという感想が出された。
 作者からは5年前に書いて止まっていたものを出した。最後まで構想はあるが、完成していないという発言があった。

受贈紙誌
「道標」170号(岡山詩人会議) 「流域通信」181号(埼玉東部支部)
「支部月報」421号(仙台支部) 「東京南部ニュース」581号(東京南部支部)
「東くるめ通信」77号(東久留米支部)

9月例会のご案内と8月例会のご報告

9月例会のご案内
日時 9月23日(日) 13時~16時
場所 吉備路文学館 2階 研究室


内容
 まがね60号の合評
  「帰郷」笹本敦史
  「タイムマシン」石崎徹
  「はーるよ来い」前律夫

8月例会のご報告
 8月25日(土)13時から吉備路文学館で例会を開催しました。参加は石崎、桜、井上、笹本でした。

まがね60号の合評を行ないました。
「老いの人生模様」桜高志
 モデルがある話のため、すべてを書きにくい面があった、と作者から説明があった。それに対して事実に縛られないのが小説の強みなので、もっと書き方を検討すべきだという意見が出された。
 金持ちで欲望のまま生きてきた老人を通して、幸福とは何かを問うテーマがよくわかるという感想があった。
 内容に文体があっているという感想が出された。細かいところで説明不足を感じる。一人称なのに作者の視点が交じっている部分がある、という指摘があった。
 文中で算用数字を使っていることについて、違和感はないが文章が軽く見える、無理に挑戦する意味はないという意見が出された。

「サイレントテロリスト」井上淳
 おもしろい設定で読ませるが、物語が展開しそうなところで突然終わったように感じるという意見が多かった。
 サイレントテロという荒唐無稽なことに主人公が感化された理由がわからない、という意見があった。
作者からは主人公はサイレントテロを本気で信じているわけではなく、強がりでやっているだけだと説明があったが、そこがわかるように書けばもっと良くなったのではないかという感想が出された。

「窓辺にて」妹尾倫良
 デイサービスの情景描写が良い。子どもの頃のことを書くことにこだわりがあるのもわかるが、
デイサービスの場面とうまくつながっておらず、別々の話に読めるという意見が出された。
 思いつくままに書き連ねたようになっている。文章に説明不足のところがある、という指摘があった。
 体験そのままなのだろう。リハビリの苦労がよく伝わってきたという感想が出された。

「民主文学」推薦作および中国地区研究集会への出品作を決定しました。

中国地区研究集会のご案内
 民主文学会の中国地区研究集会が開催されます。今回の担当は山口支部です。
研究集会では中国地区の4支部から作品を持ち寄って合評等を行ないます。

日時 11月10日(土)13時30分~11日(日)12時
場所 佐伯屋ホテル(山口県岩国市周東町下久原1271)
講師 田島一(日本民主主義文学会会長)
    著書「時の航路」「ハンドシェイク回路」など
参加費 15,000円(1泊2食)


受贈紙誌
「流域」第27号(埼玉東部支部) 「東京南部ニュース」580号(東京南部支部)
「支部月報」420号(仙台支部) 「河口」21号(新潟支部)